グリーフケアとは何か
辛い別れに伴う、悲嘆の心理過程を上手に通過できるように、また心身ともに立ち直ることも出来るように援助するカウンセリングのことです。我々は、生涯において、出会いと別れがあり、出会った方とは、いつの日か別れなければならない時が来ます。どのように愛し、愛され、愛情を注いだ関係であっても、別離は必ず訪れます。
長い期間の看取りのあるケース、看取りのない突然死(事件・交通事故・自殺・災害等)のケース、さまざまな状況により残された家族の情緒的混乱、罪責感、無力感、怒り、憤り、恨み、嘆き、悲しみ等のさまざまな感情を専門家であるカウンセラーに受け止めてもらい、辛く、悲しい気持ちを受容されることで、残された家族メンバーは、比較的早い時期に悲嘆からの立ち直りと、そして健康的に回復することが可能となります。
愛する家族や、愛する人を失い嘆き悲しむ体験は、人生において、避けられないことであり、誰もが体験することですが、この辛く悲しい体験を、カウンセラーに受容されることで、その後の人生が、前向き肯定的なものへと大きく変化をして行きます。
グリーフカウンセリングの意味と必要性について
グリーフカウンセリングは、愛する家族、愛する人、大切な方を亡くされた人を対象に悲嘆からの立ち直りをサポートするカウンセリングのことです。
近年、グリーフカウンセリングが注目されています。対象喪失(祖父母・親・配偶者・兄弟・子供・恋人・友人など大切な人)し、長い間その辛く悲しい気持ちを誰にも話せずにいて、悲しい気持ちをひきづって行くなかで、不安や恐怖、怒り、憤り、強迫等の感情に悩まされ、神経症や、抑うつ状態からうつ病などのこころの病いを抱える方が多くなっています。
以上の理由から、早い時期に症状の軽いうちに、グリーフカウンセリングを受けることは、こころの健康の面からも、非常に有効であるとされています。 人間関係や、コミニュケーションの希薄な現代社会では、もっとも必要性の高いカウンセリングのひとつとされています。
グリーフカウンセリングは何をするのでしょうか
グリーフカウンセリングは、別れた人とのつながりや過去のたくさんの美しい思い出や喜びの記憶を事細 かに、たどることにエネルギーを集中して、失った痛み、悲しみを繰り返し、繰り返し、新たに実感し、直面しながら、悲嘆の過程をたどるように援助していく 作業(カウンセリング)です。
この作業(カウンセリング)を通じて、事実を受容し、事実を真実として積極的に受け入れていくことが、可能となります。そして愛する人、大切な人は、もうこの世には存在しないと言う辛く厳しい現実を自ら受け入れることが出来るように成ります。ここに新しい自分の成長と立ち直りがあります。そして、新たな素晴らしい人生がスタートします。
24時間土日祝日も対応します。
- 仕事、家事で昼間時間がとれなくても受けられます
- カウンセリングルーム、または仕事場のそばなどで
- 電話/ショートメッセージでご利用いただけます
※ご相談のお客さまへの対応が遅れてしまいますので、業者の方はフォームからお問い合わせください。